働かないおじさんの備忘録

万年平社員・独身おじさんの日々の記録

葬送のフリーレンを読む。

2023年秋に金曜ロードショーで第一話を放送予定の「葬送のフリーレン」。

元々タイトルは知っていたのだが読んだことはなかった。

今回のアニメ化で興味を持ち、軽い気持ちで第一巻を読んでみた。

 

結果、見事にはまってしまった。

なんというか、人生のピークを過ぎたおじさんには刺さりまくる。

これが少年向けの雑誌(少年サンデー)に連載されているというのだから驚きだ。

 

ちなみにアニメはマッドハウスが制作するらしい。監督は「ぼっち・ざ・ろっく」を担当された斎藤さんだ。これはハイクオリティを期待せざるを得ない。

 

主人公のフリーレンはかつての「仲間」を知るために旅をする。

1000年を生きるフリーレンにとって、人間の勇者と旅した10年は一瞬の出来事に過ぎなかった。しかし彼女は失って初めて気づく。どうして他人をもっと知ろうとしなかったのか。一緒にいられる時間は短いとわかっていたのに。

そして彼女は旅を続ける。人を知るために。

そんな物語だ。

 

私自身40代半ばを過ぎ、両親も80歳を超えている。

独身でこの歳になると、親だけでなく自分自身の人生の終わりも考えるようになる。

そうするとなぜだか妙に自分が幼少期過ごした町や、通っていた学校にもう一度行きたいと考えることがある。

もちろん今となっては自分のことを知っている人はいないだろう。

だけど、自分が生きた足跡を辿ってみたいという気持ちになる。

それがこの作品に共感する部分なのだと思う。

 

いやいや、「人生の終わり」なんて考えている場合じゃない。

こうやって楽しみな作品とこの先まだまだ出会えるのだから。

 

 

 

 

パソコンのない生活を試してみた。

最近、自分の生活を色々と見直す中で、ふとパソコンについて考えた。

 

学生の頃は自作パソコンが趣味だったので、デスクトップを中心に使用していた。その後社会人となりノートパソコンとデスクトップパソコンを行ったり来たりしている。

その昔、まだまだノートパソコンは非力で性能面でデスクトップに適わなかったのだが、やはり携帯性という点で優れており、外出先でもパソコンが使えるということはとても魅力的だった。

しかし同時に複数台のパソコンを持つほど経済的に余裕はないので、パソコンの買い替え時期が近づくと次はデスクトップにするかノートにするかで悩むのが毎度の恒例だ。

 

そこで、ふと考えた。「パソコンなくても生活できるんじゃね?」(笑)

 

ネットで検索してみると実際にスマホだけで生活している人も少なくない。パソコンが必要なくなれば買い替えに悩む日々ともさよならできるし、何より経済的に助かる。

ということで、まずは一週間パソコンを使わない生活を試してみた。

 

結論から言うと、「生活はできるが我慢が必要」だった。

 

基本的に普段パソコンでしている作業といえば、以下の通りだ。

1.ネット検索

2.メール

3.動画鑑賞

4.電子書籍

5.表計算ソフトで家計簿

6.ブログ更新

 

上記のいずれもスマホでやろうと思えばできる。

長文の文字入力もキーボードを使えば快適とまではいかないが、問題なく可能だ。

スマホだけで完結するのであれば、家であろうが外であろうがどこでも生きていける。

バッテリ持ちもよく、高出力の充電器は不要だ。ある意味、最強である。

ただ、すべてをスマホに集約してしまうと故障や紛失時にすべてを失うリスクも存在する。ある意味、最強でありながら最弱とも言える。

 

しかしながら、何よりも最大の問題点は「画面が小さいこと」だ。

言わずもがな、私はいい歳をしたおっさんで、小さい画面で小さい文字を読むことが辛くなってきている今日この頃なのだ。

・・・我ながら残念な理由である。

もちろんタブレットという選択肢もあるが、新しくタブレット買うなら、今持っているパソコンでええやん。となる。

 

で、私としては「パソコンは必要」という結論になってしまうわけだが、気づきはあった。

スマホがあれば、外へパソコンを持ち出す必要はない、ということだ。

「何をいまさら」という話だが、つまり家ではデスクトップパソコンを使えばよく、ノートパソコンである必要はない。その方が画面も大きく作業しやすいだろう。

 

おかげでなんとなく今後の方向性が固まったように思う。

次回のパソコン買い換えは悩まずに済みそうだ。

 

 

充電式電池をやめてみた

充電式電池からアルカリ乾電池へ。

このエコの時代にあって逆行している感が否めないが、これまで使ってきた充電式の乾電池を処分した。


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こだわりというほどでもないのだが、使い切りの乾電池を大量消費するよりは充電式の方がスマートだと考えていたのだ。

しかし冷静に考えてみると、普段の生活で乾電池を使う頻度はかなり低下している。思いつくのはリモコン類やマウス・キーボードなどのパソコン機器だ。そしていずれも消費電力が少なく、一度交換してしまえば数か月から数年は使用可能だ。

 

確かに充電池の方が長い目で見ればコスト的にも有利で、ゴミの減量化という意味でもメリットは大きい。しかしながら、私の今の生活ではそのメリットを活かしきれていない。

キャンプなどのアウトドアで活用できないかとも思ったが、結局のところ充電が切れてしまったらコンセントで充電するしかなく、近くのコンビニでアルカリ乾電池を買った方が早い、となってしまう。

 

防災の観点からも、一定数のアルカリ乾電池をストックしておくのはアリだ。

10本程度の単3アルカリ乾電池を常備し、使用期限が近いものから消費、不足分を補充する、という流れを作ることにした。

 

複数の充電器といつ充電したかもわからない充電式乾電池から開放され、少しだけ身軽になった気分だ。

 

今までと違うことをやってみた(その①)

誰にでもあることだと思うが、年を取ると自分なりのルールというか、妙なこだわりを持ってしまう。

「こだわり」、「信念」というと聞こえは良いが、頭が固くなり柔軟な発想ができなくなっているというのも否定できない。

 

ということで、小さなこだわりを捨てるべく、私は外出時にバッグを持ち歩くことにした。

なんのこっちゃという話だと思うが、私の中で外出は基本的に「手ぶら」という妙なこだわりがあったのだ。特に理由があるわけでもないが、なんとなく「自分はシンプルな生活をしている」という自己満足があったのかもしれない。

 

ただ、習慣として定着するかどうかはわからないので、バッグは既存のものを使うことにした。数年前にユニクロで購入したバックパックだ。購入したはいいが、結局ほとんど使わずにクローゼットの奥にしまいっぱなしになっていた。


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小型で、デザインもシンプルなので私のようなおっさんでも使いやすい。

 

通勤時はもちろん、病院への通院時に使用してみた。通院時にはお薬手帳や暇つぶし用の電子書籍リーダーを入れることができ、今更ながら非常に便利だ。

 

スタイルにこだわるあまり、利便性や快適性を犠牲にするのもちょっと違うかなぁとあらためて考えさせられた。

 

歳をとっても柔軟な発想を持ち続けたいものだ。

 

飲み会は辛いよ

某新型感染症もインフルエンザと同様の第5類へと移行し、世間は落ち着きを取り戻しつつある。

ということで、先日職場の飲み会が実施された。

とはいっても、所属するチーム単位での小規模な飲み会なのだが、自称「働かないおじさん」にとって、会社関係の飲み会はなかなかに辛い。

断れば良いじゃないかという声も聞こえてきそうだが、小規模な飲み会であるがゆえに断りづらい。

 

ちなみにチーム内の人間関係は良好だ。上司はとても尊敬できる人で、飲み会に誘われること自体はとても有難いし、光栄だとすら思う。

ただ、いかんせん私はコミュ力ゼロの人間だ。

そして職場の飲み会であれば当然仕事や職場の人間関係に関する話題は避けられない。

「あいつは仕事が遅い。」なんて話題になったりもするわけで、私にとっては他人事ではなく、メンタル的なダメージがでかい。

 

それなりに評価してくれていると思いたいが、これまでの自分の仕事ぶりを振り返ると何を言われても反論できないなーとも思う。

なので適当に話を合わせつつ、自分から他人を悪くいうような発言は避ける。

 

うーん、胃が痛い。。。そんなことを心の中で思いながらも時間は過ぎていく。

自分なりに頑張って会話をしてそれなりに楽しい時間だったのだが、帰宅後に猛烈な自己嫌悪に陥るのはなぜだろう?(笑)

まぁ一晩寝て起きれば忘れてしまうのだが。

 

日々適度な仕事をこなして、生活に困らない程度の収入がある。そして飲み会に誘われるということは少なくともチームの一員として認めてもらっているということだろう。

 

とても有難いことだ。

これからも自分にできることを地道に続けよう。

 

 

 

 

 

おじさん、ワンポールテントに憧れる

憧れる。。。というか買ってしまった。(笑)

私としては久しぶりの散財だ。やってしまった感はある。

 

購入したのはBUNDOK(バンドック)のソロティピーTCだ。

BUNDOK ソロティピーTC

しかし、色々調べてみるとテントというのはとても奥が深い。材質が違うだけで重量や耐水性、耐火性が大きく変わる。

ソロティピーTCはポリコットンを素材としたワンポールテントだ。

ポリコットンはポリエステルとコットンの複合材で、熱に強いと言われている。近くで焚火も可能。調湿性があり、結露しにくいらしい。

一方でポリエステル素材のテントよりも耐水性において劣り、重量も重い。

 

基本的にキャンプは晴天時を狙うので、耐水性に関してはそれほど心配していないが、バイクの積載量を考慮すると重量がどうしても気になるところだ。

同様のワンポールテントでDODのムシャテントと今回購入したバンドックのソロティピーテントで最後までどちらにするか悩んだのだが、最終的には重量の軽いソロティピーを選ぶことにした。ちなみにカタログ上の重量は4.8KGで、ムシャテントの5.7KGに対し若干軽い。

 

ムシャテントとの比較

★形状の違い

 ムシャテントは上から見ると五角形、ソロティピーは四角形だ。インナーテントと前室の配置も異なり、ムシャテントは五角形が故に若干いびつな形となっている。とても格好良いのだが、ソロティピーの方が今持っている長方形のグランドシートをそのまま流用することが可能だ。

形状説明図

 

★材質・耐水圧

 フライシートの材質は両者ともポリコットンだ。耐水圧に関してはムシャテントが350mmとあったが、ソロティピーテントには明記されていなかった。おそらく同じくらいだろう。ポリエステルであれば1000~3000mmの商品が多いので、やはり耐水圧に関しては大きく劣っている。ただ、ポリコットンも撥水処理がされており、多少の雨であれば内側に水が浸水するということはないようだ。

 

★冬場・夏場に対応できる?

 フライシートの下部には両者とも風の侵入を防ぐスカートが付いている。またポリコットンは厚みもあるので、冬場でも利用可能とされている。

 ムシャテントとソロティピーテントの大きな違いはテント背面が開くかどうかだ。ソロティピーテントはテントの背面もファスナーがあり、前後を開くことで風を通すことができる。個人的にこれがソロティピーテントを購入する決め手となった。夏場の暑さ対策もやりやすいだろう。

 

まだ実際のキャンプで使用していないので評価はできないが、かなり期待している。あとはテント変更による重量増(約2キロ増)をなんとかしなければならない。

チェアを軽量なものに変更するか?ペグをチタン製に変更する?・・・いろいろと考えるのが楽しい。こうやってキャンプ沼にはまっていくのだなぁ。

 

 

 

【アニメ】推しの子を見る

今期の話題作の一つである「推しの子」を第6話まで見た。

実は数年前に原作漫画の一巻だけ読んだことがあった。なので、アニメ第1話の内容は知っていたのだが、改めて衝撃を受けた。やはり映像には映像の良さがあるのだと再認識させられた。

 

そして話数は進み、第6話。またしても衝撃を受けた。

若干ネタバレになってしまうが、ソーシャルネットワークにおける個人への誹謗中傷がテーマとなっている。

 

私も若いころは某ネットサイトのコメント欄にコメントを書くことがあったが、自分の語彙力のなさから誤解を生み、攻撃を受けることがあった。

私としては他人を傷つけないようにしていたつもりだが、結局それは主観的な考えであって、相手からすれば不快に感じることもあっただろう。

 

結果として、私はネットのコメント欄に一切書くことをやめた。

結局のところ文字だけでは他人と深くコミュニケーションをとるのは難しいのだろう。

なんてことを言いながら、こうやってブログを書いていることのなんたる矛盾か。(笑)

 

まぁしかし、万年平社員である私は、ぶっちゃけ失う地位もプライドもない。

ないのだが、他人に馬鹿にされたらやはり怒りを感じるし、他人を妬むこともある。全く持って器の小さいおっさんである。まだまだ修行が足りない。。。

SNS等は適度な距離を保ちつつ、楽しみながら利用する。」くらいがちょうど良いのかもしれない。

 

さて、少し話がそれたのでアニメの話に戻ろう。

個人的には推しの子のエンディングへの入り方がとても良いと思った。

話が終了⇒エンディングへ、ではなく終了間際にエンディング曲が流れ始め、タイトルと共にエンディングへ移行する。この流れが格好良い。

次回の期待が高まる演出だと思う。

 

今後の展開が楽しみだ。