中年になるにつれ、大きな変化があった。
ひとつはテレビをほぼ見なくなった。
最近ではニュースすら見ていない。
もちろんネットのニュースはある程度見てはいる。
当然ではあるがニュースは「悪い知らせ」が多く、見れば見るほど自分のメンタルに悪影響があるように思えて仕方がない。
TV局には「良い知らせ」だけ放送するニュース番組を作ってほしいと割と本気で思っている。
そんなこともあり、テレビを処分し、最近まではデスクトップパソコン、iPad、スマホ、任天堂スイッチの4つのデジタル機器で生活していた。
そこでまた大きな変化が起こった。
両親の介護問題である。
紆余曲折を経て、今は自宅と実家を行き来する生活だ。
結果として自宅でデスクトップパソコンを使用する頻度が激減した。
しばらくはiPadがパソコン代わりにならないかと色々と試していたが、やはり完全に置き換えることはできなかった。
ただ、iPadの可搬性は素晴らしかった。バッテリの持ちもよく、何より冷却ファンがないため無音である。
このiPadの利点を持ったパソコンがあれば!と考えたわけである。
そこで選択したのはSurface Go3だ。サイズと重量はほぼiPadと同等。バッテリの持ちもカタログデータ上では遜色ないし、ファンレスで動作音はない。それでいてWindowsのフルOSが使用可能だ。
唯一の懸念点は性能だ。CPUはPentiumGold 6800Y。メモリは8GBを選択した。
CPUはいわゆる超省電力版で2コアの4スレッドだ。デスクトップ用のCPUには遠く及ばない。
だが、使ってみると意外に使える。動画再生、電子書籍、オフィスソフト、プログラミング程度なら全く問題がない。体感速度も悪くなく、軽快に動作する。
正直言って、かなり驚いた。
その昔、ATOM系CPUの格安PCを使っていた時期があったのだが、全体的に動作が重く、こんなものかとがっかりしたことがあった。
それと比較するとSurfaceGo3は十分に実用レベルと言える。
価格も値上がり後の新型iPadと比較して同等、もしくは安いくらいだ。
今ではデスクトップパソコンとiPadを処分し、SurfaceGo3とスマホ、任天堂スイッチの3台体制で生活している。
これらの素晴らしい点はやはり可搬性だ。かばん一つで自宅でも実家でも同じ環境を構築できる。とても身軽になった気分だ。
この先、また環境が変わればデスクトップパソコンに戻るかもしれないが、まぁパソコンをポンポン買えるほどお金はないので、あと数年はSurfaceGoを使い倒すことになりそうだ。